バトル日記


ノンケを装ってるけど多分ゲイのブログ
by battle_cry81
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嫌いな人

最近、「ムーミン」の本を読んでます。子供向けの本とバカにすることなかれ、とてつもなく深い示唆、洞察、皮肉、人生の教訓のようなものを、平易な言葉でムーミン達にしゃべらせるのです。

きっかけは、ミクシで以前、エビアンの水をムーミンフィギア欲しさに買ってます~という日記を僕が書いたところ、マイミクではないムーミン好きの方からメールをいただき、それで、本を読んでみようかな~という気になったのです。

本の中にはたくさんの人が登場します。喜んだり、怒ったり、忘れられたり。嫌われている人を好きになる人なんかも出てくる。人間関係の矢印が多方向へ飛び交ってて、現実の社会の縮図のようにも思える。

ある日、ムーミン谷に、現実社会ではむしろ好かれそうな、明るくて、親切で、気さくなおじさん、ヘムレンさんがやってきます。重苦しい空気の冬のムーミン谷を明るくしようと努力したり、ムーミンにスキーを教えたりしてくれるんだけど、でもムーミンはどうしても、ヘムレンさんを好きになれない。

そして、あるときムーミンは気づくのです。
「ぼくはやっぱり、あいつがきらいだな」と。

今の僕に必要なのも、まさに、嫌いな人を嫌いだ、と言えるその「健全」な精神力みたいなものなんじゃないかと思う。最近、その人と相性が良くない、むしろ、言ってる内容が俺の思想(政治とかじゃなくて、なんていうか、生きてゆくポリシーみたいなもの)と正反対でいちいち気に障る人がいる。にもかかわらず、みんな仲良く、和を乱すな、空気を読め…、そういう無言の圧力で、したくもない作り笑顔をせざるを得ない状況にしばしば陥っている。


スキーなんてやりたくないムーミンに対し、ヘムレンさんは、おもしろいからやってみなよ、と、めげずに、スキーを教えようとします。しかし、ムーミンは言うのです。
「ぼく、うちへかえる。あなたはすきなだけ、すべってください。でも、 ぼくはかえりますよ」

僕も、お前といても気分が悪い!帰る!と宣言できたらどれだけいいことでしょう。でも、現実にはなかなかそんなことはできませんからね。その人と、なんで仲良くできないんだろうって、ストレスに感じてたんですけど、冷静に考えれば、仲良くする必要なんてハナからない。そうか、僕はあいつのことが嫌いなんだ、そう思えるようになっただけでも、なんだか心が楽になりました。

嫌い、という感情を否定しない。それは、何かを好き、というのと同じくらい、大事なことなのかもしれません。
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by battle_cry81 | 2007-11-12 20:31
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